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Delta Force 2 (Nova Logic)

デルタフォース2

RATE:欠点多いが強い魅力あり、楽しめる佳作。
プレイ時間:キャンペーンクリア2回


 

頭悪そうな会社、マイクロマウス。

それにしても値段が8000円近くもする。ソフトウェアはローカライズせず、特に親切ともいえない日本語マニュアルでこの値段だ。だいたい「もう日本語版はいらない」というメッセージは、誰に何を言いたいのかさっぱりわからない。消費者にとって「日本語版はいらない」とはどういうことか? 日本語版のほうがいいに決まっているではないか。日本語版だとオリジナル版のパッチが当たらない? ローカライズ版のパッチを用意するのはベンダーの義務だろう。義務を放棄できるからマイクロマウスにとって「日本語版はいらない」なのか? また、一般的に日本語版のほうが価格が高いが、この値段なら普通の日本語版と変わらず、メリットがない。

だいたいこの会社のウェブサイトもかなり頭悪そうである。パッケージに書いてあるのと同じ文章が、やたらでかい文字でバカスカ並んでいるだけで、必要な情報なんてありやしない。彼らはゲーム市場でぼったくることしか考えていないのだろう。




素朴なゲーム内容と抜群の雰囲気。

特殊部隊ものが流行っているが、すぐ楽しめるものを、と思って買ってきたのがこれだ。RainbowSix (Rainbow6、レインボーシックス)は難しすぎ、SpecOps はどうもシステム的に欠陥多いらしい、SWAT3 はどうも雰囲気じゃない。それで、ミリタリー好きならデルタフォース2、というわけである。本作の特長は、理解しやすいミッション、敵の位置も分かる明快なマップ表示で非常にプレイアブルな点にある。さらに、ノバロジック社独自のボクセルスペース Voxel Space 32 技術による、広大かつ表情豊かな地形の描写がある。このボクセルスペースは2Dビットマップに高低情報を持たせたもので、ポリゴンやテクスチャでは膨大な情報量になってしまう草むらや岩、細かな地形を広範囲にわたって実にそれらしく表現する。これらにより、誰にでもプレイしやすく、雰囲気のすばらしいゲームとなっている。

本作は一応FPSの仲間なのだが、いわゆるFPSとは大幅にプレイ感が異なっている。通常のFPSであれば、一面ポリゴンに覆われた建造物の中を走り回り、出くわす敵を倒しながら、隠されたフィーチャーを探しだし、ボタンを押すなどマップ状の仕掛けを動かすなりして次のステージへ進む。建造物内部は本当に誰かが住んでいそうなほど緻密にモデリングされ、さまざまな物を取ったり動かしたりすることができるだろう。デルタフォースシリーズにはこのようなフィーチャーはほとんどない。主眼はあくまでアウトドア戦に置かれ、ボクセルスペースエンジンであるせいかポリゴン類は荒く、単純だ。迷うような通路もなければ、ボタンを押したりすることもない。




スナイパー戦の快感。

プレイヤーは広大なフィールドを、GPSマップを頼りにあらかじめ決められたウェイポイントを辿っていく。自分の判断に応じてそのまま疾走してもいいし、隠れながら進んでもいい。道を外れてもかまわない。適切な位置に陣取り、双眼鏡で周囲を確認する。たいていは100メートルから300メートルくらいで敵と遭遇するので、M4A1アサルトライフルのスコープを覗きながらこれをスナイピングしていくわけだ。デルタフォースシリーズの快感はこのスナイピングにあると言っていい。スコープを通して見る山あいや建物、また何枚かのガラス窓を透かして見る敵兵のシーンなどは非常に美しい。敵兵の苦しみ方、死にざまもリアルで、スコープの向こうに断末魔を見るとやばいくらいにぞくぞくする。

ライフルの弾道はきちんと計算されており、距離に応じて少し上を狙うようスコープの調整が必要である。また、風によっても影響を受ける。ボクセルスペースエンジンを活かした草むらもリアルだ。ギリースーツを着て敵に見つからないよう草むらの中を匍匐し、敵を次々とスナイピングしていく。これは快感だ。ミッションによっては1km近い長距離スナイピングを要求されることもある。

先にも述べたとおり、建物などのポリゴンは近づいてみると粗ばかり目立ち、動きもぎこちない。たまに原因不明で動きが引っかかるし、壁を擦り抜けてしまうこともある。また、敵に接近してみると敵AIのお粗末さも目立ってくる。敵が走る物音もしない。CQBと言えるほどの物はできないので期待しないようにしよう。




割り切ったAI。

敵AIは実に素朴でコンピュータ的。通常はじっとしているか、一定のルートを歩いている。銃声がすると、銃を構えるか、あるいは銃声のほうに接近してくる。この時プレイヤーが発見されれば射撃してくる。いったん隠れて位置を変えれば敵はプレイヤーを見失う。敵の背後を取ったり、伏せたり、消音の武器を使えば発見される確率が下がる。このため、敵にこっそり近づいてナイフで殺したりする楽しみもある。味方も一応登場するが、相互のコミュニケーションはない。攻撃や移動などの指示を出すことはできず、決められた行動しか行わない。




自由度の高いプレイスタイル。

このゲームの楽しみは、スナイパー戦の他に、自分の思い通りの戦い方ができる点も大きいだろう。装備する武器にスナイパーライフルを選び、遠距離を見渡せるルートを進み、敵の射程外からどんどん倒していくこともできるし、ギリースーツと消音付きサブマシンガンで隠密行動に徹することもできる。そうかと思えば重火器を担いでぶっぱなしながら疾走することだって可能だ。ミッションもさまざまな戦い方ができるように、多数のシチュエーションが用意されている。山岳地帯での敵基地襲撃、空港で敵戦闘機を爆破、暗闇で暗視スコープをつけ潜入、人質解放、濃霧の湿地帯、敵装甲車や攻撃ヘリとの交戦、武装ボートに乗って移動、走行中の列車内での交戦などなど。ミッションはクイックミッションとキャンペーンプレイがあり、一応ストーリーらしきものもあるがプレイ内容にはあまり関与していない。戦闘シチュエーション集だと思ってよい。くだらない一本筋の物語に感情移入させられるより、ストイックに戦闘を体験させてくれたほうがずっと嬉しい。

激しいアクションゲームや精密なシミュレーションゲームというより、あらかじめ配置された敵を自分の都合で取り除いていく作業のようなプレイ感だ。意地悪な謎ときもないし難しいアクションも要求されない。一つコツを覚えればどんどん進められる。複雑なPCゲームというより、家庭用ゲーム的な素朴さがある。とっつきやすく、シンプルで、そのうえ雰囲気がよい。いろいろな戦い方ができ、何度でも遊べる。そんな性格のゲームだ。

現在、デルタフォース3 ランドウォーリアとデルタフォース4 タスクフォースダガーが発売されているが、網羅されているシチュエーションの多彩さや、草むらを這う楽しみはデルタフォース2ならではのものだ。またこのゲームはリアルな武器を持って野山を駆け回ることから、電動ガンやサバゲーファンにもウケがいい。1から3の廉価版セットも発売されているので、サバゲー好きにはぜひ試してもらいたい。

 

www.novalogic.com 開発元Novalogicのサイト。

www.micromouse.co.jp マイクロマウスのサイト。

 

 

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