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Microsoft Flight Simulator (Microsoft)

マイクロソフトフライトシミュレータ

RATE:中途半端な内容に上級者には不満。初心者には無難。キチガイ多いので注意。

 

内容は「広く浅く」。

マイクロソフトフライトシミュレータシリーズは長い年月において幾たびもバージョンアップがなされ、内容的にも情報量も豊富なフライトシムである。マイクロソフトフライトシミュレータが一気に完成度を上げ、一般にも知られるようになったのはバージョン5.0からであろう。地面や空にはリアルなテクスチャが張られ、グラデーションのついた空は夕焼けなど美しく表現していた。それまで単純なポリゴンだけであったバージョン4とは視覚的に大きく発展し、世間を驚かせた。

機能的には広く、浅くという表現がぴったりである。基本的な計器やナビゲーション機能はひととおり網羅している。機体も大型機から小型機、なんでもありである。飛行できる地域は、アメリカを中心に、主要都市のいくつかである。基本的に飛行機を飛ばすだけの基本機能しかなく、フライトプランやATCなどの機能はない(最新バージョンにはフライトプランらしき機能はあるようだ)。

 

マイナーアップデートでぼったくり続けるマイクロソフト。

マイクロソフトフライトシミュレータは一応バージョン5.1で完成を見たようで、以後、最新の2000まで目立った機能追加は行われていない。 主だった経緯は以下のようである。

ここでわかるのは、ほとんどフライトシミュレーションの機能向上が図られていないにもかかわらず、頻繁に名称を変え、別売であった追加ソフトを内蔵して新規商品として売り出していることだ。バージョン5.0のときにはすでにフライトプランやATC機能などなどの要求はあり、有志によって追加ソフトが作られたものの、開発側にはまったく受け入れられず、安直な製品作りを繰り返すマイクロソフトには憤りを禁じえない。最新バージョンになってようやくフライトプランやGPS、リアルウェザーなどの機能が取り入れられたが、いまどきのフライトシミュレータにしては低機能過ぎるという感は否めない。

 

道を踏み外した大物フライトシム。

もうひとつわかるのは、ビジュアル面での改良がめだつということである。2000では、地形をメッシュ状に測量したデータを使用しており(※注:使ってないかもしれない)、地形の再現力が向上している。また、主要都市は衛星写真によるリアルなテクスチャを採用。ただし、一部地域なので、やたらリアルな風景の一歩外を出れば閑散とした幾何学的世界が展開するマヌケさだ。シミュレーションの不均衡を生み、劣ったシミュレーションとなるくらいならはじめからやらないほうがいいに決まっている。機体モデリングは、異常なくらい細部まで再現されており、半透明なウィンドシールドのなかにポリゴンのパイロットが座っているのだ。たしかに見た目はリアルだなと関心こそはすれ、それだけである。はっきり言うが完全に無意味である。実際この2000は動作が異常に重く、ほとんどの人は快適にプレイ・・・いや、快適でなくともプレイすることすら困難だろう。セレロン500でも「いつ画面が表示されるかわからない」「ハングアップしたのか」と思うくらい待たされることが多い。いつか快適にプレイできるハードウェアが普及するとはいえ、最新スペックでないとプレイすらできないのはプログラム設計上の完全な誤りである。

このバージョンアップの方針は、おそらくマイクロソフトの市場調査の結果であると考えられる。いままで風景や機体の追加データでは、写真を利用したり、異常に細部まで再現したりしたものが脚光を浴び、実際に売れている。当然、ユーザー層は初心者が大半を占め、多くの人はシミュレーションの機能などは理解できない。馬鹿でもわかるビジュアル面の強化をしたほうが多くの人がスゴイと思うに決まっているのだ。それを考えたマイクロソフトが「機能よりも見た目を改良すればより多く売れる」と判断してもおかしくはないのだ。(大して改良されてなくて、ついでに欠陥もついてくるのはご愛嬌か)

 

追加データは善か、悪か。

このシリーズは、各種データが追加できる仕様になっていることでも有名である。多くのデータがフリー、あるいは市販されており、さまざまなシチュエーションを楽しむことができる。ただし注意しなければならないのは、できの悪いものが非常に多いということだ。たとえば機体データだと、各種性能が本物そっくりに再現されたパイパーアロー(単発低葉機)があったとしよう。でもこれのロールレートが、付属のB737と同じような感じだったら・・・。このパイパーアローかB737のどちらかがウソということになってしまう。もっとも、「各種性能が本物そっくりに再現された機体」なんてほとんどない。シミュレーションにおける特性とは相対的なものであると考えるしかないのだ。

風景データに関してみてみよう。滑走路やナビゲーションデータは、適切な資料をもって正確に数値を入れればできることだ。風景データには、航空写真を使ったもの、リピートする汎用テクスチャを使ったものがある。また、再現する建造物の選択(すべての建物を登場させるわけには行かない)。写実的に表現するという命題がありながら表現方法はさまざまなのだ。そして、風景作者はそれぞれ異なる方法で表現しようとし、ここに作者のセンスが現れる。出発地点では航空写真を使ったリアルな風景で、非常に多くの建造物が表示されていたとしよう。飛行してしばらくすると突然境界線が現れ、同じテクスチャのくりかえし風景が現れる。そして、着陸地点ではまだだれも風景を作っていない、滑走路がぽつんとあるだけの風景だったりする。マイクロソフトフライトシミュレータの風景は全世界を網羅し追加できるとはいえ、それぞれのシミュレーション精度、見た目などはまったくばらばらで統一性がなく、ガラクタ箱の上を飛ぶようなものなのだ。

データが追加できる仕様というのは、もちろんできたほうが良いに決まっているが、必ずしもメリットとなるものではない。そもそも、マイクロソフト自体、追加データはユーザーが勝手に解析して勝手に作っているもの、メーカーとしては関与しない、というような態度が見てとれる。実際、マイクロソフトはあまり積極的に内部使用を公開していない。オフィシャルな開発ツールはBAO社(マイクロソフトフライトシミュレータの開発元。現在はマイクロソフトに吸収されている)のFlight Shopが5年以上も昔に出ただけである。実際の話、どれだけ数値を正確に入れても機体特性は正確に再現されないのである。ツールの出来不出来もあるだろうが、マイクロソフトフライトシミュレータのシミュレーションエンジン自体、その程度のものなのだ。

 

キチガイは死ね。

マイクロソフトフライトシミュレータは、斜視症のキチガイと、右も左もわからない初心者によって支えられている。マイクロソフトフライトシミュレータのキチガイ信者らは、他のシミュレータの良さには見向きもせず、マイクロソフトフライトシミュレータの世界の中でしか物事を考えようとしない。「そんなの追加ソフトでできるじゃん」という阿呆もいるが、追加ソフトがシミュレータ本体にアクセスできる機能は限られているうえ、シームレスに動くわけでもない。はじめから統合して設計されたソフトウェアにかなうはずもないのだ。そのうえ、追加ソフト同士のコンフリクトやソフト、データの管理にも労力を費やさねばならない。そもそも追加ソフトを入れないと必要な機能が使えないというのでは、本体ソフトウェアに欠陥があるとしか言いようがない。追加ソフトにも相性がありなんでもかんでも突っ込めばよいわけでもないし、入れれば良くなるものでもない。低品質な追加ソフトが乱造されている今、悪くなることが多い。極めてジャンキーな行為であると認識すべきである。

 

旧態依然としたフライトモデル。

フライトモデルは、他の項でも書いたように、直線的、幾何学的である。まっすぐ水平飛行し、静かに上昇、下降したとしよう。ここまではなかなかリアルだ。だが、ロールしたりループの頂点でひねりこんだりすると、たちまちボロが出る。まるでジョイスティックの動きをそのまま反映させましたよといわんばかりの安直な動きで、そこに空気の存在は感じられない。これはFlight Unlimitedに大きく水をあけられた感じだ。一応回転翼も操縦できるが、実際のヘリパイロットに「このヘリ壊れてる」と言わしめたほどだ。

 

歴史が長いだけに情報は豊富。入門者に最適。

ソフトウェア自体はさすがに改良を重ねているだけに、設定項目も多く、かゆいところに手が届くシステムになっている。機能的には目立った特長もなく、多種多様な飛行機でひととおりの計器の見方など学習できる。特筆すべきは関連書籍が充実していることであり、これら参考書を見ながら入門者でもそこそこ高度な使いこなしが可能である。小型機で自宅周辺を飛ぶことも出来るし、計器飛行を学び、大型ジェットで海を越えるのも可能だ。これらのことから、入門者には最適なソフトだといえる。そのうちに、「操縦がこんな簡単なはずがない」「何か重大なものが欠けている気がする」と思うようになれば、X-PlaneかFlight Unlimitedに乗り換えよう。

Windows95版からマニュアルが付属せず、薄い冊子がついているだけである。最新バージョンではスタンダード版とプロフェッショナル版に分かれ、マニュアルはプロフェッショナル版にだけついている。最新版でも依然として低機能だが、初心者には納得できる内容といえる。上級者は、風景と機体データの観賞用ツールとして割り切るしかないだろう。

 

 

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