Microsoft Flight Simulator 2004: A Century of Flight (Microsoft)

マイクロソフトフライトシミュレーター2004 翼の創世記
RATE: バグフィックス
プレイ時間: 1日





概要

マイクロソフトフライトシミュレータ2004は開発当初、従来シリーズの最新版「2004」ではなく、航空機誕生100周年にあわせた「特別版」という位置づけだった。ところが、この製品が発表されたとたん、「これは2004だろう」と誤解する人が多かったらしく、大衆の期待にあわせて、「マイクロソフトフライトシミュレータ2004」と変更された・・・らしい。従って、最新バージョンにしては細部の変更のみにとどまっており、大きな追加フィーチャーなどはない。






変更点

◎航空機誕生100周年にあわせて、タイトル画面、メニュー画面、解説テキストなどが変更された。古い機体やシチュエーションなども追加された。
◎動作が軽くなった。2002より、2004のほうが明らかに動作が軽い。
◎雲の表現が豊かになり、より一層美しい画面となった。
◎2002のバグフィックス。恥ずかしいケアレスミスによる前作の欠陥がいくつか修正された。






誰が買うのか

これからフライトシミュレータを始めてみようという人、予備知識のまったくない人は、この2004を購入して間違いないだろう。美しい風景描写に、複雑そうだがあまり触れる必要のないコクピット、簡単な飛行特性で、なんとなくスゴイ気分を簡単に味わえる。特に雲の表現は美しく、これだけで「最新ソフトを買ったぞ」という満足感に浸れる。飛行機の高度な操作方法を体験したければ、多少やっかいだが本物っぽい複雑な操作もできるし、操縦方法なんて興味ないっていう勘違い御仁も、風景や新しい機体を追加して鑑賞することができる。

MSFS信者の方々は無条件で「買い」だろう。動作が軽くなったので重いシーナリーを入れても大丈夫だし、雲はスンゲーきれいになったし、彼らはこれだけでも絶対買いだと思い込んでいるはずだ。っていうか彼らはマイクロソフトフライトシミュレーターしか知らないので、マイクロソフトフライトシミュレーターの中でできることしか知らないし、マイクロソフトフライトシミュレーターから与えられたことしかできないので、生き延びる道はこれを買うしかないのだ。

前作2002を買った普通の人は、2004にアップグレードする必然性は特に見当たらない。2002でそれなりに満足したなら2004は買う必要はない。することも同じだし、できることも同じだ。「2002のここがちょっと気に入らないので、2004だと改良されてるかも知れない。」そんな期待はするだけ無駄。2002が特に気に入ったのなら2004も買えばいいが、値段なりの満足感は得難いだろう。マイナーアップデートで新規ライセンス料を要求するいつものやり方なので、MSFSシリーズを知っている人なら「またか」だ。今回のキャッシュバックはおそらく6000円くらいが妥当だろう。







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