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SOLDIER OF FORTUNE (RAVEN SOFTWARE)

ソルジャーオブフォーチュン

RATE:馬鹿でもでかくなると見ごたえたっぷり。
プレイ時間:自力クリア

 

いまさらだが。

ほんとうにいまさらという感じはするが暇なので書くことにする。発売から1年前(おととしの1月だったか)のソルジャーオブフォーチュンのリリースを見ると、「内容は特殊部隊シミュレーション系、単独行動だけでなく仲間との連携もできる、実在の武器、リアルなキャラ。」とある。それがなぜ撃ちまくるだけのバカゲーになってしまったかははっきり言ってRAVENがウンコだからだ。先のリリースを見て大いに期待してしまい、実際発売されて、おおこれがあのソルジャーオブフォーチュンか、と発売日に買ってしまったものの、こんなゲームだったか?と思ってしまったのは・・・俺様だけだろう。

発売されてからの紹介では、「リアルな(痛がる)モーション、リアルなグラフィックス、賢いAI、実在の武器」という文句が多かったように思う。リアルなモーションとグラフィックスはともかく、賢いAIと実在の武器はいったいどこから沸いてきたのだろう。人間のモーションがリアルだからAIが賢いとでも勘違いしてしまったのだろうか。武器も本物っぽくはできてはいるが、後半に出てくるSFっぽい架空の武器は見逃してやるとしても、知っているのは一つもない。ま、はっきり言って開発当初のリリースどおりにできたのは痛がるモーションだけだったわけだ。



不満を列挙してみる


その痛がるモーションはリアルだが、ダメージモデルがリアルでない。右足を狙って打つと右足を抱えて飛び跳ねるが、次に左足を狙って打つと、右足のことはすっかり忘れて、今度は左足を抱えてぴょんぴょん飛び跳ねるのだ。倒れるくらいの芸は見せて欲しいつーかあまりにも素直すぎて笑ってしまう。それから、とにかく敵が馬鹿。これ以上ないというくらい無脳症。なにせ二人並んでいるうちの一方を殺しても、もう一方はぼんやり立っているだけなのだ。敵が追ってこない、追ってきてもつっかえて止まってしまう。これが最終ボスでも起こってしまうのだ。かっこよく走ってくる最終ボスがコンテナにつっかえて身動きできないところを攻撃するのはとても悲しいことだ。

ゲーム内容は、とにかく旧態依然。ただ、絵と音が本物っぽいだけの、古いシューティングゲームという感じだ。ハーフライフなど越えるはずもない。凝ったフィーチャーなどほとんどなく、ただ敵をバカスカ撃ち殺し、痛がる様子を鑑賞し、行き詰まったらマップのいけるところを探し回るという作業を繰り返す。轟く銃声に悲鳴がこだまし、あまりにも殺伐とした作業が繰り返される。演出的にもハーフライフをやったものなら物足りなく感じるだろう。**を爆破するだとか、**から脱出する、だとかいう要所ではムービーに切り替わり、操作できなくなってしまう。完全にプレイヤーにゆだねてプレイヤー自身ゲームの中に溶け込めるよう工夫されたハーフライフとは雲泥の差だ。

またゲームのバランスのとり方にも疑問を感じる。 通常このタイプのゲームではリアルさを求めるため、死んだ敵が生き返ったりなど理不尽に敵が登場することはない。が、このゲームでは絶対いないはずの場所に敵が出てきてしまう。行き止まりの場所で敵を全滅させたあと、進んで戻ると、また敵が復活している。古いアーケードゲームなどでよくあることだ。(このゲームでは音が敵を呼び寄せることになっている。音の大きい武器を使うと、いないはずの敵がワラワラと湧いて出てくる。) スナイパーライフルなどはさらに納得いかない。スコープを覗いて撃つと一発で殺せるのだが、近接距離でスコープを覗かずに撃つと、何発撃っても死なないのだ。




いろいろと苦言は多いが、このゲームはあえてお勧めしないとは言わない。むしろお勧めにしてもいいくらいだ。リアルなモーションや叫び声、非常に良くつくりこまれたマップ、単純に撃つ快感、ゲーム全体のボリュームなど、シンプルなエンターテインメントとしては大作といえる。痛々しいモーション、飛び出た内臓などは他のゲームにないくらいヤバいし、なんといってもマップがよくできている。マップに散らばっているスイッチを組み合わせてどうのこうのだとかいう仕掛けはほとんどないのだが、すべてどこかの世界に本当にありそうな臨場感のある風景なのだ。ボスニアの戦場、日本のビジネスビル、ドイツの古城、とくに・・・どこの国だったか忘れたが、羊の屠殺から食肉になるまでの食肉工場など吐き気がするくらい興味深いし、これら世界中のリアルな風景で走りながら撃ちまくるのはなかなか楽しい。ちなみに音声も良くできていて、日本のマップでは日本語の声がするのだが、どうも日本の声優がしゃべっているような自然な声が聞こえるのだ(いくらか訳がおかしなのがあるがこのさい許そう)。おそらく他の国でも同じようにきちんとつくってあるのだろう。これらの魅力が非常にボリュームがあり、ゲーム内容にはいくつも突込みどころはあるものの、結果として良質な娯楽になっているのではないかと思うわけだ。

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