THIEF: THE DARK PROJECT (LOOKING GLASS STUDIOS)
西沢謹製なげやりTIPS
とにかくThiefはすばらしいゲームだ。斬新な内容、緻密な作りこみ、極めて高い完成度で、いまプレイしても新しい発見がある。その内容は時代とともに色あせず、並み居る最新ゲームと比較しても十分に楽しめる。過去の名作として閉じ込めず、興味を持ったならぜひプレイして欲しい。さて、何を今更とか言われそうだが、今回はThiefの「知ってるとトクするかも知れない攻略ポイント」だ。ウォークスルーではなく、攻略のヒントになる、応用の効くThiefならではの考え方をまとめてみた。Thiefはもっとディープなサイトが攻略を紹介しているが、ほとんどが初めての人向けの超基本か、機械的手順を紹介したネタバレだ。ここでは、プレイ中だがなかなかうまく進めないというビギナー向けに、攻略の手助けとなるヒントを紹介しようと思う。つーか俺自身が詰まったところの覚え書きなんだが。なお、市販の攻略本に書かれている内容はできる限り省略した。(書き終わったあとに思ったが、いまさらThiefを始める奴なんていないし本当に無駄だな。なお、このページの内容はThiefIIには対応してない。また、Thief Goldでフィックスされたバグもあるので了承願いたい。)
見つからない条件とは。さまざまなところで言われている通り、Thiefとは隠れるゲームである。闇から闇へ移動し、闇がない場合はいかに隠れるか考え、見つかった場合は戦闘や逃走などアドリブをきかせる。もっとも重要なのは、何をどこまですれば見つかるかを見極めること、つまり、ビジビリティジェムの輝度と敵の種類、および自分の状態の関係から導き出される被発見率を知ることである。基本さえわかれば、あとはどうすればいいか自然と理解できると思う。見つからないギリギリの点で行動すればなんでもやり放題なのだが、一線を越えてしまい見つかれば形勢は逆転してしまう。このスリルがたまらない。この「見つかるか見つからないか」のギリギリの点を探ることがThiefのおもしろさの中核をなしていると言える。
- ビジビリティジェム 真っ黒で、あらゆる敵に適度な距離を保っている場合は、誰からも発見されない。ただし、警戒状態の敵、追い掛けている敵には見つかる。
- ビジビリティジェム 真っ黒で、警戒していない兵士、自分がしゃがんでいる。この場合は、敵に触れるほど近接していても気づかれない。ただし、敵の正面だったり、自分が立っていると発見される。(現実ならバレバレの状態でも、このゲームでは発見されない。ここがポイントだ。)
- ゾンビは兵士より敏感なので、近接すると発見される。
- ビジビリティジェムが白に近くても、適度に距離があれば発見されない。
- ほんの小さな影でも、そこに入り込めばビジビリティジェムは黒くなる。
これらが敵の種類により確率が増減する。ビジビリティジェムがグレーの時はどうするか・・・これは敵の種類やその場の状況によって変化する。意外と大胆な行動をとっても、姿を直接見られない限り何ともないことが多い。音をたてすぎて壁の向こうの敵が警戒体制になっても、万一姿を見られても、本気で走って逃げれば大丈夫。相手は時間が経つと完全に忘れてくれるのだ。
必然的に、暗闇から暗闇へ音をたてずに移動することになる。身を隠す暗闇がなければ、ウォーターアローを使って火を消し、暗闇を作り出すことを考える。また、明るいところに出るときは、敵が接近する気配があるかどうかを注意深く観察する。じっと待っていれば衛兵が巡回しているのがわかるかもしれない。そうやって移動のタイミングを図る。また、観察することによって攻撃のタイミングを計ることもできる。ビジビリティジェムが黒いと、通常は発見されないので暗闇であれば堂々と歩こう。
棍棒テクニックをマスターすべし。基本中の基本だが、上級ミッションのクリアに不可欠なのが棍棒テクニックだ。敵を出し抜いて倒すのが実に楽しい。基本は、敵の後ろから接近し、ひと振りすることである。ほかに敵がいなければべつに明るくてもかまわない。敵の後方はにぶいので、走って接近してもオッケーである。ただし、音の響く床の場合は発見されやすい。
警戒状態の敵でも、こちらに気づいていなければ、後ろから気絶させることができることがある。
暗闇なら、正面から殴っても気絶させることができることがある。敵が驚いてから臨戦態勢になるまで、わずかに時間があるからだ。
振り下ろし途中の棍棒でも、敵に当たれば効果がある。棍棒の振り下ろし時間を考慮して走りながら棍棒を振り下ろせば、かなりの遠方から急接近して気絶させることができる。これは必須テクニックと言えよう。
モンスター対策一般。2面はいきなりゾンビが出てくる。バフォード卿の屋敷を抜け出してやれやれと思っていたらこれだ。死なないゾンビのうざいことうざいこと。ゾンビは鈍いことがわかっているのが、実際はどの程度攻撃能力があるのかわからず、なかなか近寄れない。だが実は簡単。狭い通路で遭遇しても、走ってすり抜ければどうということはないのだ。見つかっても、走って逃げて隠れていれば忘れてくれる。注意すべきは、意外と敏感なこと。敵が人間であれば暗闇でしゃがんでいれば接近しても発見されないが、ゾンビには見つかってしまう。また、ゾンビというのは一般的には死なないらしい。このゲームでは幸いなことにゾンビを殺す方法がいくつかある。聖水の矢、ファイヤーアロー、フラッシュボム、ほかマップ上のトラップだ。
3面ボーンホードの迷宮のゾンビ対策。
ここのゾンビはやたら数が多く本当にやっかいだ。走ればOKというものの、多いままだと財宝集めに苦労するし、減らしておくとあとの行動が楽になる。すぐに思いつくのは、石の坂を登って左手にある自動砲台に連れ込むこと。もうひとつは、5つの明かりをファイヤーアローで点灯させる部屋の、となりにあるトラップつきの部屋。もうひとつ、ゾンビは赤い洞窟には入れない。一階の赤い洞窟に面した部屋にゾンビを誘い込み、洞窟内からウォーターアローで殺す方法がある。攻略本にも書いてあるが、アンデッド系はフラッシュボム数発で殺せる。
ゾンビVSトカゲ犬(ブリック)
Thiefに登場する敵同士で戦わせてみよう。6面のハウンテッドカテドラルの面で、ゾンビとブリックを戦わせることができる。これはアンデッドのゾンビが必ず勝つ。あまりおもしろくない組み合わせだ。ゾンビVSハンマー教信者(ハンマライト)
これは2面のクラグスクレフト収容所の採掘所で起こすことができる。ハンマー教信者の方が少し強い感じだ。狂信者のハンマーはアンデッドすら一撃で殺してしまう。ゾンビの方が先に攻撃を仕掛けた場合、ゾンビの方が勝つ確率が高いような気がする。引き合わせるのがちょっとめんどうなので、採掘所のゾンビ減らしにはあまり役に立たないと思う。骸骨剣士(ハウント)との戦い方。
軽い身のこなしで剣を振り回し、惚れ惚れするほど強いハウントだが、マウスさばき一つで剣で殺すことができる。ハウントに見つかったら追い掛けてくる。こちらも逃げる。逃げながら剣を出し、振かざして力をためよう。走りながら突然180度振り返り、剣を振り下ろす。これを3回で殺せる。ちなみに、アンデッドのくせに人間と同様、棍棒で気絶させることもできる。トカゲ犬(ブリック)との戦い方。
ブリックは音に極端に鈍感で耐久力が高いのが特徴。音を立てても全く気づかないので背後なら走って近寄って一撃で殺すのも可能。正面からなら、苦しみながら毒ガスを吐くことがあるので注意。やたら耐久力が高いので矢で殺そうとは思わないこと。矢の無駄である。
ほか、ハエ人間、サル人間、カニ人間、クモなど、やってればわかることは省略。いずれにせよ、基本は後ろから気絶させることである。正面から戦うのは他に手段がないときに行うこと。
その他TIPS一般。
ウォーターアローを節約しよう。
ゾンビを殺すのに聖水とウォーターアローが必要なのは周知だが、この聖水の矢はある程度範囲を持って効果があるので、できるだけゾンビを近接させて狙うとよい。暖炉を見たら消してみよう。
暖炉の中に隠し扉などのシークレットがあることがある。タレ幕を見たら切ってみよう。
これも同様。片っ端から切っていっても誰も文句を言わない。頭上に木があったらロープアローを射ってみよう。
頭上に木の板、もしくは木製の建物の軒下があれば、登って入れる窓やでっぱりがないかよく見てみよう。木の板なら、そのフチをねらってロープアローを射てば、木の板の上に登ることができる。ちなみにロープアローは上に登るだけでなく、ダメージを受けずに高いところから降りるのに使うので覚えておこう。身長より少し高い台があればジャンプしてみよう。
大きめの暖炉や小屋などがあれば、ジャンプして上を覗いてみよう。重要なアイテムが転がっている。9面のリターントゥカテドラルでは、脈絡のない位置に重要なアイテムがころがってるので、注意が必要だ。扉を開けたままにしておこう。
時間がたつと自動で閉まってしまう扉は、扉の下に岩や頭蓋骨などの障害物を置けば、閉まるのを防ぐことができる。9面のリターントゥカテドラルでは、この技を使うと5分でクリアできてしまう。インチキテクニックをマスターしよう。
フィーチャー上、やむをえず存在するテクニック、ドアふさぎ。敵に追い掛けられたら、手前に開くドアの部分に誘い込もう。敵が来たらドアを閉じる。そして、ドアのすぐ前に立ち、開かないように押さえるのだ。絶対に安全だ。そしてなぜか閉じたドアごしにこちらの攻撃が届いてしまう。ドアを押さえるのはかまわないが、閉じたドアごしに攻撃するのはアンフェアなのでやめておこう。
もうひとつ。Thiefはなぜか、走るより、走りジャンプのほうが高速移動できるのだ。走りジャンプを繰り返せば超高速移動ができる。バグなのだがあまりに便利なので多用してしまう。床テクスチャの不自然な継ぎ目に注意。
古代遺跡系のマップでは、踏むとスイッチが入って発動するトラップが多い。これは床のテクスチャの継ぎ目が不自然なので、注意していればわかるはずだ。